ドラマでよくある出産シーンで、横たわる妊婦さんの姿。
陣痛に耐える妊婦さんの
「ヒッヒッフー」という呼吸の様子は、出産の代名詞のように知られています。
これまで出産というとラマーズ法というのが主流だったと言えます。
一般的にも、「ラマーズ法」と言えば「出産方法でしょ」と大半の方は分かるけれども
「ソフロロジーって知ってる?」という問いに、女性ですらすぐに答えられるかというと、そうでもない状況でしょう。
「ラマーズ法」の呼吸法は意識的に息を吐きます。
「ヒッヒッフー」というように吐き出すのが中心の呼吸法です。
ラマーズ法は、ソフロロジー法とは大きく違い交感神経を緊張させる呼吸法です。
そして分娩時は、息を止めて力を込めて、いきんで出産します。
一方「ソフロロジー法」はリラックスする為に「フーッ」と大きく息を吐く呼吸法です。
息を吐くという行為は、副交感神経を優位にし体と心をリラックスさせます。
分娩時も絶えず息を吐き続けます。息を止めることはありません。
吐く息と共に自然な「いきみ」をかけて出産するのがソフロロジー式分娩法です。
「ソフロロジーなら出産の不安が喜びに変わる」「赤ちゃんに会える日が待ち遠しくなる本」
この本にで書かれているラマーズ法とソフロロジー法の違いは、
「戦争と平和」の違いだそうです。
ラマーズ法のように、呼吸でも「吸う」というのは交感神経を高ぶらせます。
交感神経緊張型の呼吸法はまさに闘う時の呼吸。
ソフロロジー法の「ゆっくり吐く」というのはリラックスするための呼吸。
副交感神経を高めるソフロロジー法の呼吸法は、戦争するがごとくのラマーズ法とは違い、平和に休息するようだと例えています。
ただし、最近のラマーズ法では、ソフロロジー法のメリットも生かした新しいラマーズ法もでてきているそうです。
陣痛や出産の痛みに対する考え方も違います。
「ラマーズ法」では「痛いものを痛くない」として捉えます。
「ソフロロジー法」では「痛いものは痛い」という現状を受け入れ「痛みがあるからこそかわいい我が子と会える」というポジティブな考え方で陣痛の痛みを乗り切ります。
こちらのサイトでも、ラマーズ法とソフロロジー法の比較が細かく書かれています。
参考:ラマーズ法とソフロロジー法の比較
「ラマーズ法」ではお産の主役は「母親」です。
痛みや陣痛に耐えて念願の赤ちゃんとの対面を果たします。
「ソフロロジー法」では出産は、「母親と赤ちゃんとの始めての共同作業」と捉えています。
赤ちゃんとママが出産の主役です。
「陣痛は痛いけれども赤ちゃんも自らの力でがんばって出てこようとしている」
そして
「この陣痛があるからこそ赤ちゃんと会う事ができる」
と言う考え方がソフロロジー式の出産です。