(出産用語)
赤ちゃんが誕生してから数分すると、もう一度、陣痛(子宮の収縮)が起こります。
出産前の陣痛に比べれば軽い陣痛です。
子宮壁から剥がれた胎盤や卵膜が、子宮の下部か膣内に溜まり、この陣痛で外部に放出します。
後産は、大抵は赤ちゃんの誕生後5分もしないうちに起こるようですが、人によってはなかなか出てこない場合もあるそうです。
胎盤や卵膜がでてから、それらの残りがないか、チェックされます。
ここできちんと処置してもらわないと、ひどい悪露(おろ)が続いたりします。
悪露(おろ)とは、分娩後の出血のことです。
会陰切開が行われた場合や、会陰切開を行なわなくとも、自然に裂けてしまった場合には、ここで医師に縫合してもらいます。
これら一連の処置を後産(あとざん)と言います。
ちなみに後陣痛(こうじんつう)というのは、後産とは違います。
ちょっと間違え易かったりしますが、後陣痛とは分娩後に起こる回復の為の子宮収縮のことです。
後産の時に出てくる胎盤。
この胎盤というのは、妊娠した時に母体内で形成される母体と胎児をつなぐ器官です。
赤ちゃんは母親の体内にいる間、胎盤からへその緒を通して栄養をとっています。
「赤ちゃんのへその緒と母親のへそはつながっている」
なんて勘違いをしている人もいるかもしれませんが、実際に赤ちゃんのへその緒とつながっているのは母親のへそではなくて胎盤です。
この胎盤は、お母さんと赤ちゃんの血液が混ざらないように、一種のフィルタの役目を持っています。
胎盤がなければ、お母さんと赤ちゃんの血液がまざり、血液凝固したり、赤ちゃん自体を異物をみなして大変な事になります。
例えばお母さんの血液型がA型で、赤ちゃんがB型でも大丈夫なのは、胎盤があるからです。
赤ちゃんが誕生して、大事を終えた胎盤は、もはや母親の体内では異物と化してしまうのです。そこで後産が起こり排出されるのです。
胎盤というのはすごく栄養が豊富で、肉食動物や、草食動物でさえも、出産後の母親は自分の胎盤を食べるのだそうです。
胎盤というのは実は母乳にもとても良いとか。実に栄養豊富だからです。
ということで、助産院など、出産する場所によっては、自分の胎盤を食べさせてくれるところもあるようです。(!)
私も、出産前に知っていれば、「食べてみてもいいですか?」と聞いていたかも。
でも実際は、今回の出産で初めて自分の胎盤を見て、
「すご~い」と驚きまくっていましたので、食べるどころの状況ではありませんでした。
胎盤とは、「プラセンタ」とも言いますよね。
「プラセンタエキス」というのは美容にとても良いというのはご存知の人も多いでしょう。
美容にも、もちろん産後の回復にも実に良いようですので、機会があればトライしてみてもいいのかも(?)しれませんね。